「ダイエットの中なら和食がおすすめ」という言葉をよく聞きますが、具体的にはどういう点が良いのでしょうか。今日は、和食とダイエットについてご紹介していきたいと思います。
洋食、中華、韓国料理などいろいろとある中でどうして和食がダイエットに良いのか見ていきたいと思います。
和食は一汁三菜を基本にしているので、栄養バランスの取れた献立を作ることができます。肉や野菜を使用する主菜からはたんぱく質、野菜や海藻を使用する副菜、汁物からはビタミンやミネラルを摂取できます。
汁物には食べ過ぎを防ぐ役目もあるので、最初に食べるとよりダイエットに効果的です。
和食を作る際には一汁三菜を基本にし、コンビニやスーパーで購入する際にはお弁当ではなく主食、主菜、副菜と分けて購入するのがおすすめです。
和食といえば焼き魚、刺身、煮物、あえ物などがありますが、これらのほとんどは脂質が少なく、カロリーを抑えることが可能です。
実際に、和食と洋食を比較するとカロリーに3倍近くの差が出るという結果も出ています。
ただし、揚げ物についてはやはり脂質過多になるので注意してください。また、マヨネーズやドレッシングなどのかけすぎも厳禁です。
和食のおかずや汁ものには、根菜などの食物繊維が豊富な食材を多く使用します。食物繊維は6大栄養素の一つで、食後の血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。
血糖値が急上昇すると肥満ホルモンと呼ばれるインスリンが分泌され、余った糖を脂肪に変え、蓄えてしまうので、食物繊維はダイエットにとってとても大切な栄養素だといえるのです。
きんぴらごぼうやレンコンの酢の物などは、食物繊維が豊富に含まれるのでお勧めです。
また、主食であるお米も食物繊維が多い食材です。白米に玄米や穀物を混ぜて炊くことでより多くの食物繊維を摂取することができます。
さらに、食物繊維は腹持ちが良いのでゆっくりよく噛んで食べると満腹感を得られ、食べすぎ防止効果も期待できます。
和食は栄養バランスが良く健康的な食事ですが、食べ方によってはデメリットもあるのでご紹介します。
上にも少し書きましたが、鶏のから揚げやてんぷらなどの揚げ物は脂質が多くなります。おいしいので毎日でも食べたいという方もいるかもしれませんが、多くてもシュウに1回程度に抑えるようにしましょう。
また、メニューは健康的でも加える調味料で脂質が多くなることがあります。マヨネーズやドレッシングは控えるか、低カロリーのものを使うようにしましょう。
豚バラや鶏の皮などたんぱく質として摂取するお肉にも部位によって脂質が多く含まれるものがあるので調理する際には工夫が必要です。
豚ばらの代わりに豚もも肉を使用したり、鶏の皮は除去して調理することをおすすめします。
魅力の多い和食ですが、味付けによっては塩分の摂りすぎになってしまうこともあります。特に、お味噌汁やしょうゆは気を付けたいところ。
健康のために和食中心にしても、実は塩分の摂りすぎになっていた・・・というのは避けたいですよね。
お味噌汁の場合は減塩みそを使用したり、だしをしっかりととってみその量を減らすなどの方法がおすすめです。
お醤油の場合は、煮物の味付けを調整したり、お刺身に直接かけずに一度小皿にそそぐなどして減塩をすると良いでしょう。
コンビニのお弁当や食材には塩分がたくさん含まれています。一食で1日の塩分基準量を大幅にオーバーすることも。
含まれる塩分量は栄養成分表に表示されているので、カロリーなどと合わせてチェックするようにしましょう。